西漢演義第十四回 項羽は宋義を殺し趙を救う (項羽殺宋義救趙)
項梁の弔いと楚軍の再編
- 項羽は叔父の死を深く嘆くが、范増に「大孝は事業を継ぐこと」と諭され立ち直り、項梁の遺骸を丁重に葬って軍を再編する。章邯は黄河を渡って趙を攻め、趙王らは鉅鹿に籠城し楚に救援を求めた。
- 懐王は宋義を大将軍、項羽を副将軍、范増を軍師として救援軍を送ることとした。
宋義の逗留と項羽の不満
- 宋義は安陽で46日間軍を進めず、章邯と趙の消耗を待つ策を主張し続け、天寒の中で兵を苦しめながら自らは酒宴に興じた。項羽は救援の好機を逃す宋義に強く反発する。
宋義誅殺と上将軍就任
- 項羽は宋義が斉と通じ楚に叛こうとしていると断じて帳中で斬り、諸将の支持を得て仮の上将軍となる。懐王も追認し、正式に上将軍に封じられた。
河を渡っての決意
- 英布を先鋒に秦軍を退け、項羽は全軍を渡河させた後、船を沈め釜を破り宿舎を焼いて退路を断ち、三日分の食糧のみで決死の戦いに臨む覚悟を三軍に示した。