西漢演義第四回 知略ある異人は朱氏とひそかに通じる (智異人竊通朱氏)
呂不韋の帰宅と朱姫の懐妊
- 呂不韋は趙の邯鄲へ戻り、父にことの次第を告げて喜ばれる。
- 愛妾の朱姫が既に身ごもっていることを知り、内心「わが家は必ず栄える」と喜ぶ。
異人への譲渡の計略
- 呂不韋は朱姫に、異人へ嫁がせて富貴を図る計画を打ち明ける。「大事を成す者は些細な操を気にしない」と説き、朱姫も承知する。
- 公孫乾に取り入って異人と碁を打つなどして親交を深め、宴席を設けて公孫乾と異人を招く。
- 酒宴の場で朱姫に酌をさせ、公孫乾が酔い臥した隙に異人と朱姫を結ばせる。呂不韋はわざと怒って見せ、朱姫が自害しようとするのを止め、「二人の仲を認める」と収める。
- 公孫乾が仲人となり、朱姫は異人の妻として迎えられる。
政の誕生
- 十月後、朱姫は男児を出産する。異相を備えた子で、異人はこれを「政」と名づけ、呂不韋も密かに「大事成れり」と喜ぶ。
秦への先発
- 異人が久しく帰国できずにいることを案じた呂不韋は、父に朱姫と政を家に呼び寄せさせ、家財と家族を先に咸陽へ向けて逃がす手はずを整える。