三十六計上屋抽梯
- 要旨: 敵に便宜を与えて誘い込み、援軍を断って死地に陥れる計略。
計の要点
- 「假之以便、唆之使前、斷其援應、陷之死地」として、便宜を与えて誘い込み、退路と援軍を断って死地に追い込むべきだとする。
按語の補足
- 唆すとは利で動かすことであり、あらかじめ便宜(梯子)を用意しなければ相手は動かないとし、梯子を外す局面には、まず梯子を置くか、それを示す必要があるとする。
- 慕容垂・姚萇らが前秦の苻堅に晋への侵攻を勧め、その機に乗じて自ら勢力を興した例を挙げる(東晋・五胡十六国時代、383年、淝水の戦い前後)。