三十六計關門捉賊
- 要旨: 小勢力の敵に対しては、逃げ道を断って追い詰めるべきだという計略。
計の要点
- 「小敵困之」として、小敵は退路を断って追い詰めるべきだとする。
按語の補足
- 賊を捕らえる際に必ず門を閉ざすのは、逃がすことを恐れるだけでなく、逃がした敵が他者の手柄になることを恐れるためであり、また逃げた敵は追いにくく、誘い出しの罠である恐れもあるとする。
- 賊とは奇兵・遊兵であり、こちらを疲弊させるために動くものだとし、呉子の「一人の死を賭した賊が広野に潜めば、千人がこれを恐れて振り返る。一人が命を投げ出せば千人を怖れさせるに足る」という言葉を引く。
- 追う側には敵に逃げ道がある限り必死に戦われるが、退路を断てば容易に捕らえられるとし、小敵は必ず追い詰め、それができないなら放つべきだとする。