三十六計混水摸魚
- 要旨: 敵陣営が動揺し弱く主導権のない状態に乗じて、その混乱の中から利を得る計略。
計の要点
- 「乘其陰亂、利其弱而無主」として、敵の内部が乱れ主導者がいない隙を利用すべきだとする。
按語の補足
- 混乱が起きている時、諸勢力がぶつかり合い、弱い者は従うべき方向を見失い散り乱れて把握できなくなるため、そこに乗じて取るべきだとする。
- 『六韜』の「軍がしばしば動揺し兵の統制が乱れ、互いに敵の強さを恐れ、不利を語り合い、根拠のない噂が絶えず、法令を畏れず将を重んじない状態は弱さの兆候である」という言葉を引き、これが混戦の中で捕らえるべき「魚」であるとする。
- 劉備が荊州を得て西川を取ったのも、この計によるものだとする(三国時代、208〜214年頃)。