三國演義第一百一十四回 曹髦は車を駆り南闕に死し、姜維は糧を棄て魏兵に勝つ (曹髦驅車死南闕   姜維棄糧勝魏兵)

姜維の撤退

  • 姜維は諸将の慎重論もあり整然と撤退し、鄧艾もその統率ぶりに追撃を諦める。成都で後主に真意を問うが、後主は明言を避け、姜維は疑念を抱えつつ漢中に戻る。

曹髦の弑逆

  • 司馬昭は自らを暗に批判する曹髦の「潜龍詩」に激怒。皇帝曹髦は司馬昭の専横に耐えかね側近と挙兵を図るが、王経以外は密告し、司馬昭配下の賈充・成済に討たれて崩御する。
  • 司馬昭は形だけの哀悼を示しつつ、実行犯の成済を口封じのため一族もろとも処刑。諫めた王経とその母も処刑されるが、母子ともに毅然と死に臨む(詩でその節義を讃える)。
  • 司馬昭は禅譲を固辞する体で新帝曹奐を立て、晋公に封じられる。

姜維、再出兵

  • 司馬昭の弑逆を口実に姜維は再び北伐を決行。魏の参軍王瓘が偽って投降し内応を装うが、姜維はその出自の矛盾から偽計を見抜き、逆用する。
  • 姜維は偽情報を流して鄧艾を伏兵地におびき出し大敗させる。鄧艾は辛くも徒歩で脱出。王瓘も追い詰められて自滅し、蜀軍は棧道を焼かれる被害を受けつつも鄧艾に打撃を与える。
  • 双方が損害を修復しつつ、次の戦いに備える。