三國演義第一百一十五回 師を班せしめる詔を受け後主は讒を信じ、屯田に託し姜維は禍を避ける (詔班師後主信讒 託屯田姜維避禍)
洮陽をめぐる攻防
- 姜維は諫言を退けて洮陽攻めを強行。鄧艾は空城の計で夏侯覇を誘い込み、夏侯覇は戦死する(詩でその死を悼む)。
- 姜維は洮陽・侯河で一進一退の攻防を続け、張翼の献策で祁山を突く二正面作戦を取り、鄧艾を退けて優勢に転じる。
黄皓の専横と姜維召還
- 成都では後主が宦官黄皓に溺れ、閻宇一派の陰謀で姜維は三度の詔で戦線から召還される。
- 姜維は宦官黄皓の排除を後主に直訴するが、後主は聞き入れず黄皓を庇う。郤正の勧めで、姜維は禍を避けるため沓中での屯田を願い出て兵権を保持したまま前線を離れる。
魏の蜀討伐計画
- 鄧艾の報告を受けた司馬昭は蜀討伐を決意し、鍾会を総大将、鄧艾を副将格として大軍を編成。呉侵攻を装いつつ実際は蜀を狙う周到な計略を巡らせる。
- 鍾会の野心を警戒する声もあるが、司馬昭は独自の判断でこれを退け出兵させる。