三國演義第一百一十二回 寿春を救わんとし于詮は節に死し、長城を取らんと伯約は激戦する (救壽春于詮死節   取長城伯約鏖兵)

壽春の攻防と呉軍の崩壊

  • 鍾会の計略で司馬昭は誘い出しと伏兵で諸葛誕・呉軍を撃破し、壽春に追い詰める。呉の朱異は救援に失敗し孫綝に処刑され、援軍として入城した全懌・全端らも内応で魏に降る。

諸葛誕の最期と忠義の士

  • 城内は兵糧枯渇と内紛(文欽が北方兵の放出を巡り対立し誅殺され、その子文鴦・文虎は魏へ投降)で崩壊。司馬昭は文鴦を厚遇し、これが城内の投降を促す決め手となる。
  • 落城時、諸葛誕は討ち取られ一族は誅滅。呉将于詮は降伏を拒み壮烈な討死を遂げる(詩でその忠節を讃える)。捕虜となった諸葛誕の部下は誰一人として降伏を拒み全員処刑される(詩でその忠義を讃える)。
  • 鍾会の進言で降伏した呉兵は皆本国へ帰され、寛大さを示す。

姜維の長城攻め

  • 姜維は司馬昭の淮南出兵の隙を突いて長城を攻める。譙周は『讎国論』で無理な征伐を諫めるが、姜維は聞き入れず出兵。
  • 傅僉の活躍で司馬望配下の王真・李鵬を討ち取り、長城を火攻めで追い詰めるが、援軍に来た鄧艾の子・鄧忠と一騎討ちになり、互いに正体を知って引き分ける。
  • 鄧艾は籠城策で持久戦に持ち込み、司馬昭が壽春を平定して帰還すると聞いた姜維は撤退を決意する。