三國演義魏主の政は司馬氏に帰し、姜維は牛頭山にて兵を敗る(第一百零七回 魏主政歸司馬氏 姜維兵敗牛頭山)
司馬懿のクーデター
- 司馬懿は郭太后に上奏し曹爽の罪状(専横・皇室簒奪の企図)を訴え、洛陽の要所を押さえて挙兵。曹爽陣営は動揺し、桓範は皇帝を奉じて許都へ逃れ抵抗するよう進言するが、曹爽は優柔不断のまま兵権を返上し降伏を選ぶ。
- 司馬懿は約束に反して曹爽兄弟とその一党(何晏・鄧颺・李勝・畢軌・丁謐ら)を捕らえ、三族もろとも誅殺する。忠義を貫いた曹爽一族の女性(夏侯令女)の逸話が語られる(詩でその節義を讃える)。
- 司馬懿は父子で国政を掌握。曹爽の親族である雍州の夏侯覇は身の危険を感じて反乱を起こすが、郭淮・陳泰に敗れ、蜀へ亡命する。
姜維、夏侯覇を迎える
- 姜維は夏侯覇から鍾会・鄧艾という魏の若き俊英の存在を聞く。夏侯覇の情報を得て、姜維は羌族との連携も視野に北伐を後主に上奏。費禕は時期尚早と諫めるが、姜維は決行を主張し許可を得る。
麴山攻防と牛頭山の敗戦
- 姜維は麴山に二城を築いて拠点とするが、郭淮・陳泰に水源を断たれ苦戦。夏侯覇の献策で牛頭山からの側面攻撃を試みるが、逆に糧道(洮水)を断たれ、司馬師の軍にも阻まれて大敗し、辛くも陽平関へ逃げ込む。
- 孔明が遺した「連弩」の仕掛けにより、追撃してきた司馬師の軍を迎撃する場面で終わる。