三國演義第八十七回 南寇を征さんと丞相は大いに師を興し、天兵に抗する蛮王は初めて捕らえられる (征南寇丞相大興師   抗天兵蠻王初受執)

南征の決意

  • 益州で雍闓・高定・朱褒が孟獲と結んで反乱。孔明は反対を押し切り自ら南征を決意し、後主に後事(東呉との和睦は安定、馬超・李厳・関興張苞の備え)を説明して出陣する。関羽の遺児・関索も先鋒として合流する。

内部離間による三反乱者の平定

  • 高定・雍闓・朱褒の三路軍と対峙する中、孔明は捕虜への恩恵と偽情報(互いに裏切っているかのような偽書状)を用いて疑心暗鬼を誘発。高定に雍闓・朱褒を討たせ、三郡の反乱を内部分裂によって平定する。
  • 永昌の呂凱が持参した「平蛮指掌図」を得て、孔明はこれを道案内に南蛮の地へ深く進軍する。

馬謖の献策

  • 弔問で訪れた馬謖が「南蛮の征服は力攻めでなく心を攻めるべき」と献策し、孔明はこれに深く感じ入り参軍に任じる。

三洞元帥の撃破

  • 孟獲配下の三洞(金環三結・董荼那・阿会喃)が三路から攻めてくるが、孔明は趙雲・魏延にあえて地理不案内を理由に出撃を控えさせ発奮させる策を用い、両将の自発的な奇襲が功を奏して金環三結を討ち取り、董荼那・阿会喃を生け捕る。孔明は二人を許して解放する。

孟獲の初捕縛

  • 孟獲自ら出陣するが伏兵に阻まれ敗走、最後は落とし穴で魏延に生け捕られる。孔明は捕虜となった蛮兵を寛大に扱い解放するが、孟獲本人は「不服従」を主張し、孔明は敢えて彼を解放するところで回を終える。