三國演義第二十一回 曹操は酒を煮て英雄を論じ、関公は城を欺き取り車冑を斬る (曹操煮酒論英雄 關公賺城斬車胄)
劉備の参加
董承は夜密かに劉備を訪ね、許田での関羽の様子から本心を見抜いていたと明かす。衣帯の詔を見せられた劉備は感激し、義状に署名して同志に加わる。以後、劉備は野菜作りに没頭するふりをして曹操の警戒を避ける韜晦策をとる。
煮酒論英雄
ある日、曹操に呼び出された劉備は青梅を肴に酒を酌み交わす席で、「天下に英雄と呼べるのはあなたと私だけだ」と指摘され、雷鳴に紛れて箸を落とした動揺を巧みに隠す(詩:劉備の機転を称える内容)。関羽・張飛が剣を提げて駆けつける一幕もあったが事なきを得る。
独立への糸口
公孫瓚が袁紹に滅ぼされたとの報を聞き、劉備は悲嘆しつつも脱出の機会を窺う。袁術が袁紹のもとへ帝号を譲ろうとしているとの情報を口実に、劉備は「途上で袁術を討つ」として出陣の許可を得る。程昱・郭嘉は「虎を野に放つようなもの」と曹操を諫めるが、時すでに遅く、劉備は軍を率いて脱出に成功する。
袁術の最期
劉備軍は袁術軍を撃破し、袁術は窮乏の末、蜜水すら得られずに憤死する(詩:袁術の驕慢な末路を評する内容)。玉璽は徐璆の手を経て曹操のもとへ渡る。
車冑誅殺
劉備は軍を徐州に留め、曹操の使嗾を受けた刺史車冑の暗殺計画(陳登の密告で発覚)を逆手に取り、関羽が計略で車冑をおびき出して斬る。徐州は再び劉備の手に戻るが、曹操との対決は避けられない情勢となる。
評語
なし