三國演義第二十回 曹阿瞞は許田で狩りを行い、董国舅は内閣で詔を受ける (曹阿瞞許田打圍   董國舅內閣受詔)

張遼の帰順

劉備・関羽の取りなしで曹操は張遼を許し、重用する。臧霸ら呂布の旧臣も次々に帰順し、山東方面は平定される。曹操は凱旋し、劉備を許都に留め置く。

皇叔の認定

献帝は劉備の家系を宗族の系譜で確認し、自分の叔父にあたることを知って喜び、左将軍宜城亭侯に任じる。以後、劉備は「劉皇叔」と呼ばれるようになる。曹操はこれを警戒しつつも、支配下に置いておけば問題ないと判断する。楊彪を無実の罪で陥れようとするが、孔融の諫言でかろうじて官職剥奪にとどめる一方、諫言した趙彦は処刑するなど、専横を強めていく。

許田の狩猟

曹操は献帝を狩猟に誘い出し、実権を誇示する。献帝が射損じた鹿を、曹操が天子の弓矢を使って射止め、群臣の万歳を一身に受けるという無礼を働く。激怒した関羽が斬りかかろうとするが、劉備が制止する(詩:劉備の慎重な判断を示唆する内容は特になし)。

衣帯の詔

献帝は曹操の専横に苦悩し、伏皇后の父伏完の勧めで車騎将軍董承に密かに助けを求める。指詔を玉帯の裏に縫い込んで下賜し、董承はそれを発見して涕泣する。王子服・种輯・呉碩・呉子蘭・馬騰らが次々に同志として加わり、密かに曹操打倒の誓約書に署名していく。馬騰は「劉備を誘うべき」と提案する。

評語

なし