三國演義第四回 漢帝を廃し陳留王が即位し、董卓を謀るため孟徳(曹操)は刀を献じる (廢漢帝陳留踐位   謀董賊孟德獻刀)

廃立の断行

董卓は袁紹を殺そうとするが李儒に止められ、渤海太守として懐柔する策を取る。宴席にて策文を読み上げさせ、少帝を弘農王に降格、陳留王を新帝(献帝、九歳)として即位させる。抗議した尚書丁管は斬られる。董卓は相国となり絶大な権力を握り、蔡邕を強引に召し出して重用する。

少帝一家の悲劇

幽閉された少帝が望郷の詩を詠んだことを口実に、董卓は李儒に命じて少帝・何太后・唐妃を毒殺・惨殺させる。董卓はその後も宮女への乱暴や、無関係の村人虐殺(黄巾の残党討伐と偽装)など残虐行為を重ねる。越騎校尉伍孚が単身董卓暗殺を試みるが失敗し、無惨に処刑される。

王允と曹操の密談

袁紹から密書を受けた王允は、偽りの誕生祝いの席で群臣とともに董卓への無力さを嘆くが、曹操だけがそれを笑い、単身で董卓暗殺を志願する。王允から七星の宝刀を託される。

曹操の暗殺未遂と逃亡

翌日、曹操は相府で董卓に近づき、刺そうとした瞬間に鏡越しに気づかれる。とっさに「宝刀を献上する」と偽って難を逃れ、馬を借りる名目で脱出する。李儒の進言で不審に思われた曹操は追われる身となり、賞金首として手配される。

陳宮との出会い

曹操は中牟県で捕らえられるが、県令陳宮(字公台)は密かに曹操の忠義を見抜き、官を捨てて共に逃亡することを決める。

呂伯奢一家殺害事件

逃避行の途中、父の義兄弟呂伯奢の家に立ち寄る。もてなしの準備の物音(豚を殺す支度)を疑心暗鬼から刺客の相談と誤認し、曹操は陳宮とともに呂伯奢の家人を皆殺しにしてしまう。誤りに気づいた後、戻ってきた呂伯奢自身をも「口を封じるため」と斬り捨てる。陳宮の非難に対し曹操は「われ天下の人に背くとも、天下の人にわれに背かせない」と言い放ち、陳宮はその冷酷さに衝撃を受け、曹操を見限って殺意すら抱き始める。

評語

なし