梁書卷四十九 列傳第四十三 袁峻
袁峻
- 字は孝髙、陳郡陽夏の人、魏の郎中令袁渙の八世孫。早くに父を亡くし貧しい中で学を好み、人から借りた書は必ず書写して学び、一日に五十紙を書き終えねば休まなかった。訥弁だが文辞に巧みで名声は都に轟いた。
- 鄱陽王恢の記室として仕え、天監初年に鄱陽国建立に伴い侍郎、王の転任に従い都曹參軍を兼ねた。高祖は辞賦を好み、南闕に文を献じる者が相次ぐ中、峻の作は特に評価され、天監六年には揚雄「官箴」に倣った作を奏上して束帛を賜り、員外散騎侍郎に任じられ文徳学士省に直した。『史記』『漢書』を各二十巻に抄し、陸倕とともに新しい闕銘を撰した(辞の多くは伝わらない)。