遼史卷九十五 列傳第二十五 耶律鴻觀
耶律鴻觀
- 耶律鴻観、字は和爾沁。樞密使華格の弟。統和間、たびたび昇進して順義軍節度使となり、入って北面林牙となった。太平元年(1021年)、同政事門下平章事を加えられ彰国軍節度使兼山北道兵馬都部署となり、武定軍節度使に徙り特哩衮を拝した。
- 太平6年(1026年)、準布を討って功があり、聖宗はかつて臂を刺し血をもって鴻観と友を盟い礼遇はことに異なった。南府宰相を拝し上京留守に改まった。
- 重熙6年(1037年)、南院大王に遷り、上は誥辞を御製してこれを寵した。重熙13年(1044年)、裕悦を加えられ、帝はその労を憫れみ再び武定軍節度使を授けた。卒し、訃聞に上は「惜しいことだ、善人が喪われた」と哭し、至って親ら奠に臨んだ。