遼史卷八十三 列傳第十三 耶律希達

楊継業を射落とした将

  • 耶律希達、孟父楚国王の後裔で弓馬に優れ攻戦に勇敢、景宗の代に軍事を任された。統和四年、右皮室詳衮として、宋将楊継業が山西郡県を陥落させた際、枢密使色珍に従いこれを討伐、戦うたびに必ず先陣を切り矢を虚しくしなかった。継業が朔州の南で敗れ深林に潜んだ際、希達はその袍の影を望んで射かけ継業は落馬した。軍令では継業を生擒することが求められていたため、これによって功を挙げられなかった。のち太后の南伐にも戦功を重ね、病により卒した。