六韜林戰

  • 要旨: 太公望は森林で敵と対峙する「林戦」の要諦を、弓弩を表・戟楯を裏とする衝陣の編成、道を切り開いて戦場を整える工夫、林の疎密による兵種の使い分けから説く。

林戦の基本編成

  • 武王が、大林で敵と林を分けて対峙し、守れば固く戦えば勝つようにしたい場合の対処を問う。
  • 太公望は、三軍を衝陣に分け、兵の便利な所に配し、弓弩を表に、戟楯を裏に置くべきだとする。
  • 草木を斬り除いて道を広げ戦いやすくし、旌旗を高く掲げ三軍を謹んで戒め、敵にこちらの情を知らせないようにする。これを「林戦」と呼ぶ。

林の疎密に応じた戦い方

  • 林戦の法は、矛戟を率いて互いに伍を組ませる。
  • 林間の木が疎らな所では騎兵を補助とし戦車を前に置き、有利と見れば戦い、不利と見れば止まる。
  • 林に険阻が多ければ必ず衝陣を置いて前後に備える。

結び

  • 三軍が疾く戦えば、敵が多数であってもその将を敗走させることができる。
  • 交代で戦い交代で休み、各自その部に応じて行動することが林戦の要であると結ぶ。