南史卷七十二 列傳第六十二 劉昭

後漢書の注

  • 劉昭、字は宣卿、平原高唐の人、晋の太尉劉寔の9世孫。祖父劉伯竜は父の喪に孝を尽くし宋武帝が皇太子・諸王を弔問に遣わしたほどで少府卿に至った。父劉彪は斉の征虜晋安王記室。昭は幼くして聡明で老荘に通じ、成長すると勤学して文をよくし、外兄江淹に早くから賞賛された。梁の天監中(502-519年)中軍臨川王記室に累進した。伯父劉肜が晋書に注し干宝の晋紀を40巻にまとめていたのを継ぎ、昭は後漢の異同を集め范曄の後漢書に注を付け、当代に博識と称された。剡令で没した。集注後漢一百八十巻、幼童伝一巻、文集十巻。子の劉縚、字は言明、学を好み三礼に通じ尚書祠部郎となり、先聖本記十巻を著した。縚の弟劉緩、字は含度、湘東王中録事となり、恬淡な性格で気風があり一府に高名で「名位は要らぬ、衣食があればよい、死後の誉れも不要、ただ今の知己を重んじる」と語ったという。