南史卷四十六 列傳第三十六 呂安國
呂安國
- 呂安國は廣陵の人。宋の大明末、将領として見任され隠重で幹局があり劉勔に称された。泰始2年、勔の軍副として殷琰討伐に功あり鍾武縣男に封ぜられた。累遷して兖州刺史。沈攸之の乱が起こると齊高帝は安國を湘州刺史とし、建元元年、爵を侯に進めた。右衛將軍に転じ給事中を加えられ、後に湘郷侯に改封。武帝即位後、光祿大夫・散騎常侍に累遷。安國は文授(文官の位)を得たことを喜び、その子に「今後は袴褶を着けて使役されることはない、単衣でもなお恨みなし、朱衣官(高位)となるべきだ」と語った。都官尚書・太子左率・領軍將軍を歴任。安國は宿旧の臣として朝に遇され、散騎常侍・金紫光祿大夫・給扶に遷り、永明8年に卒し、諡は肅侯。