明史卷三十四 志第十 厯四

  • 本巻は「大統厯法二(立成)」を扱う。

立成とは何か

  • 立成とは、日月五星の盈縮・遲疾の数値をあらかじめ並べ定めておき、推歩の際に取り出して使えるようにしたものである。
  • 元史の厯志では、七政の盈縮・遲疾を歩むのに二つの術がある。一つは三差によって計算を立てるもので、これが立成を作る法にあたる。もう一つは「その下の盈縮分に入限分を掛け、萬で約し、その下の盈縮積に加える」という術で、これは立成を用いる法である。ところが肝心の立成が載っておらず、計算に入る手がかりがない。そこで今は大統厯通軌に依ってこれを録す。
  • その項目は四つ。太陽盈縮、晨昏分、太隂遲疾、五星盈縮である。

太陽盈初縮末限立成(冬至前後の二象限で同じものを用いる)

  • 底本のこの箇所(三十四巻二甲〜十四乙)は数表の版面で、翻刻された文字を持たない。

晨昏分

  • 晨分に二百五十分を加えたものが日出分。日周一萬分から晨分を引いたものが昏分。昏分から二百五十分を引いたものが日入分。さらに五千分を引いたものが半昼分である。
  • したがって立成には晨分と昏分だけを列ねておけば、日出・日入および半昼の分はすべて備わる。ことごとく列挙する必要はない。

太隂遲疾立成(遲と疾で同じものを用いる)

  • 底本のこの箇所(三十四巻十五乙〜二十六乙)も数表の版面で、翻刻された文字を持たない。