舊唐書卷一百八十七上 列傳第一百三十七上 馮立

馮立

  • 同州馮翊の人。隠太子建成の翊衛車騎将軍として重用された。建成誅殺後、部下の多くが逃げる中「恩を受けて死を逃れられぬ」と兵を率いて玄武門を攻め敬君弘を討ったが、目的を果たすと兵を解いて隠れた。のち出頭し、太宗の詰問に「臣従の職として当然の行い」と答え、涙して悔いた。
  • 突厥が便橋に至った際、数百騎で咸陽で戦い大功を挙げ広州都督に任じられた。前任者の多くが賄賂で蛮夷に恨まれる中、産業を営まず倹約に努め、貪泉の故事を引いて清廉を貫いた。数年の在任で恵政を敷き官職のまま卒した。