舊唐書卷一百八十七上 列傳第一百三十七上 羅士信
羅士信
- 斉州歴城の人。大業年間、王薄らの反乱に対し通守張須陀の軍に十四歳で従軍を志願、須陀に「体格が甲冑に見合わぬ」と言われても二重の甲を着て奮戦し賊を撃退、以後須陀の副将として活躍した。殺した賊の鼻を削いで功を数えるほどの猛将で、煬帝も画工に戦陣図を描かせた。
- 須陀の戦死後、李密の総管となり王世充との戦いで負傷し世充軍に降ったが、李密の旧将が冷遇されたことに恥じ、部下千余人を率いて谷州に投じた。高祖の陜州道行軍総管として王世充討伐に従い、千金堡を偽計(嬰児の泣き声で油断させる計)で陥落させた。世充平定後、絳州総管・剡国公。
- 太宗に従い劉黒闥討伐で洺水城を守ったが、大軍の救援が届かず陥落し捕らえられた。黒闥の懐柔を拒み二十歳で殺された。太宗はその屍を購い求め謚を勇とした。士信は恩人裴仁基の墓の側に葬られることを望み、望みどおりに葬られた。