舊唐書卷一百八十五下 列傳第一百三十五下 任迪簡
任迪簡
- 京兆万年の人。進士挙。天徳軍使李景略の判官として、酒宴で誤って酢を注がれたのを李景略の厳格さを慮り酒と偽って飲み干し、行酒係を庇った逸話で軍中の心を得た。景略の死後、衆望により後任に推されると監軍使が拘えたが軍衆が扉を破って迎え出した。徳宗は実情を聞き豊州刺史・天徳軍使、御史大夫を兼ね、常侍を加えた。太常少卿・汝州刺史・左庶子に召された。
- 張茂昭が易定を去ると行軍司馬。虞候楊伯玉の反乱を鎮圧、兵馬使張佐元の反乱も自ら討った。検校工部尚書・節度使を兼ねた。
- 前任茂昭の奢侈で財政窮乏していた際、粗末な食事を士卒と共にし戟門の下で一月余起居して感銘を与えた。三年後病により交代、工部侍郎、太子賓客で卒し刑部尚書を追贈された。