高士傳卷三 荀靖

出自と評価

  • 荀靖は字を叔慈といい、潁川の人である。若くして優れた才があり、孝をもって名を知られた。兄弟八人は「八龍」と称された。一族は仲睦まじく、身を隠して学問に励み、行動はすべて礼にかなっていた。
  • 弟の爽は字を慈明といい、彼もまた才によって当時世に知られた。ある人が汝南の許章に「爽と靖ではどちらが優れているか」と尋ねると、章は「どちらも玉である。慈明は外に輝き、叔慈は内に潤いがある」と答えた。

没後

  • 太尉からの辟召にも応じなかった。没すると学士たちはこれを惜しみ、靖のために誄を作った者は二十六人にのぼった。潁陰令の丘禎は靖に「玄行先生」の号を追贈し、潁川太守の王懐もまた「昭定先生」と諡した。