高士傳卷二 黔婁先生

諸侯の招聘を辞す

  • 黔婁先生は斉の人。身を修め清節を保ち、諸侯に仕えることを求めなかった。魯の恭公はその賢を聞いて使者に礼を持たせ、粟三千鐘を贈って宰相に迎えようとしたが、辞退して受けなかった。
  • 斉王もまた礼を尽くし、黄金百斤で卿に招いたが、これにも応じなかった。道家の要諦を説く書四篇を著して『黔婁子』と号し、生涯屈することなく天寿を全うした。