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高士傳卷一 巢父
経歴
巢父は堯の時代の隠者。山中に住み世俗の利を求めず、年老いてからは樹上に巣のような住まいを作って寝起きしたため、人々に巢父と呼ばれた。
許由への諫言
堯が許由に天下を譲ろうとした際、許由がこれを巢父に告げると、巢父は「お前はなぜ自分の姿と光を隠さないのか。それでは私の友とは言えない」と言い、許由の胸を打って追い返した。
許由は落胆し、清冷の水で耳と目を洗って「先ほど貪欲な話を聞いてしまい、友の教えに背いてしまった」と述べた。二人はそれきり生涯二度と会わなかった。
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