金史卷六十六 列傳第四 果布

昭祖を庇った忠臣

  • 昭祖の族人である果布は昭祖の青嶺・白山への出征に従い、古哩甸に至って昭祖が疾を得て門扉のない村舎に寝ていた際、車輪を門に当てて防ぎとし、果布はその輪の下に伏して防いだ。賊が至り輪輻の間で刃を交わし果布は腹が裂けて膏が見えるほどの傷を負ったが、昭祖に知られることを恐れ薪を焚いて膏を炙り、問われても他の肉だと答えた。昭祖は内心これを察し、夜半に発って避難した。