間書李允則と契丹の間諜

李允則と契丹の間諜。

『宋史』李允則伝にいう。李允則は契丹の間諜を捕らえると、その縛めを解いて手厚くもてなした。間諜は「燕京の大王の遣いで参りました」と言い、探ってきた辺境の金穀や兵馬の数を差し出した。允則は「お前が得たものは誤りだ」と言い、担当の役人を呼んで帳簿によって実際の数を書き出させ、これを与えた。間諜は封印を加えてほしいと請うたので、允則はそのようにし、さらに手厚く金を与えて放ち帰した。ほどなくその間諜が再びやって来て、先に与えられた数を返し、封印もそのままにして、逆に契丹側の兵馬・財力・地理の詳細をつぶさに差し出して報いとした。