西夏書事卷三十七 宋孝宗(金大定八年) 乾道四年(夏天盛二十年) 1168年
対金の通常の遣使
- 春正月、金へ正旦を賀う使者を送った。
- 三月、金の万春節を賀う使者を送った。
- 九月、金の使者が来て誕生日を賀した。
任得敬の専権と対西蕃謀略
- 二月、任得敬が謝礼の表を金に付して進めたが、金主は受け付けなかった。金の医師王師道が得敬の病を治した礼であったが、金主は「得敬には定まった分がある、みだりに越えてはならぬ」として却けた。
- 夏五月、任得敬が使者を四川に入れ、宋と共に西蕃を挟撃する約束を求めた。得敬は専政二十余年、私党を広く植えていた。
- 秋七月、任得敬の帛書が広寧で捕らえられ、金に献じられた。四川への出兵要請の書であり、仁孝はこれを怪しみ密かに金へ献上した。