西夏書事卷三十七 宋孝宗(金大定五年) 乾道元年(夏天盛十七年) 1165年

対金の通常の遣使

  • 春正月、金へ正旦を賀う使者を送った。
  • 三月、金の万春節を賀う使者を送った。
  • 秋八月、金主の尊号受納を賀う使者を遣わした。
  • 九月、金の使者が来て誕生日を賀した。

莊浪族の帰属と任得敬の専権

  • 二月、莊浪族の隴逋・龎拜の二門が、西蕃の首領結什角に従って金に叛き降った。
  • 夏五月、任得敬が西平府に営を築いた。得敬は仁孝を瓜州・沙州に押し込め自らは霊州・夏州を領する簒奪の志を抱き、民夫十万を徴発して霊州城を大築し翔慶軍監軍司の宮殿とした。盛夏の重労働により民の怨嗟が高まった。

罔氏后の薨去

  • 冬十一月、后の罔氏が没した。罔氏は宮中を厳しく治め仁孝の善政を多く助け、臨終に大臣を優遇し国政に励むよう遺言した。