西夏書事卷二十八 宋哲宗(遼大安三年) 元祐二年(乾順天儀治平二年) 1087年
乾順の冊封と梁乙逋の専権拡大
- 春正月、乾順が夏国主に冊封された。
- 二月、陥落地の帰属人戸を返還した。
- 三月、弔慰への謝礼の使者を送った。
- 夏四月、梁乙逋が牒で朱梁川の帰属を主張し、涇原に侵入し藺家堡を掠めた。乙逋は封冊使への礼を欠くなど専横を強めた。
- 五月、西蕃阿里骨の兵と結んで定西城を侵した。熙・河・岷三州を西蕃に、蘭州・定西城を夏国にとの取引であった。
- 六月、隴諾堡を掠めたが撃退された。
- 秋七月、卓羅監軍仁多保忠が鎮戎軍を侵した。
- 大首領嵬名阿吳を青唐へ遣わした。熙河攻略への協力を求めた。
- 八月、天都山に兵を集め熙河を侵し、西蕃兵との連絡のため浮橋を架けたが、种誼に断たれ退いた。
- 三川の諸砦を包囲したが敗れた。
- 九月、鎮戎軍を侵した。曲珍の反撃を受け撤退した。