西夏書事卷二十六 宋神宗(遼太康九年) 元豐六年(秉常大安九年) 1083年

蘭州攻防と秉常の復位

  • 春正月、鄜延へ使者を送った。
  • 二月、蘭州を侵し東西両関堡を陥落させたが、王文郁の夜襲で撃退された。
  • 安定堡を掠めた。
  • 熙河に進駐した。
  • 三月、米脂砦の奪取を謀ったが葭蘆西嶺で敗れた。
  • 鄜延の間者移凱を捕らえ殺した。
  • 夏四月、巴義谿への援軍が敗績した。
  • 五月、麟州を攻めたが克てなかった。
  • 鈐轄香逋を府州へ偽装降伏させた。
  • 涇原の官軍が水東口に入り撃退し、再び蘭州を包囲した。九日の攻防の末に囲みは解かれた。
  • 六月、乾興砦を侵した。
  • 閏六月、国主が復位し、修貢を請う使者を送った。梁氏の専横による国力の疲弊が背景にあった。
  • 秋七月、再び使者を送り謝意を示した。
  • 八月、環慶の兵が襲来した。遼の仲介で董氈との和を求めたが拒まれた。
  • 冬十月、旧領の返還を求める表を上げたが、神宗は境界維持の方針を示した。
  • 十一月、宥州の属蕃に偽装降伏させたが果たせず、賀正の使者を境界で呼び戻した。
  • 十二月、西蕃を攻めたが敗績し、西蕃兵が境内に侵入した。阿里骨が董氈の名で戦捷を宋に献じた。