西夏書事卷六 宋眞宗(契丹統和十六年) 咸平元年 998年

恩命の辞退と地の献上

  • 春正月、保吉は使者を遣わし恩命の辞退を上表した。慇懃な表文を奉じたが、真宗はその真意を疑いつつも使者に錦袍・銀帯を賜り帰らせた。
  • 二月、銀・夏・綏・宥・靜の五州の地を得たことを契丹に告げた。
  • 夏四月、弟の継瑗を遣わして謝意を示した。真宗は綏・銀の流民を夏州へ帰し、保吉の生母衛慕氏を衛国太夫人に、子の徳明を定難軍節度行軍司馬に封じた。
  • 五月朔、日食があった。
  • 秋九月、綏州の熟戸李継福を襲い破った。さらに鄜延・石州を侵したが克てず、賀蘭山に兵を留めて守りを固めた。