西夏書事卷四 宋太宗(契丹統和八年) 淳化元年 990年
夏州攻防と夏国王への冊封
- 春三月、継遷が契丹に貢いだ。公主降嫁を機に蕃部が服し貢献が盛んになった。
- 夏四月、趙保忠が「安慶沢で継遷を破り、継遷は流れ矢を受けて逃げた」と報告した。
- 冬十月、継遷が夏州を攻め、趙保忠は援軍を求めた。継遷配下が偽って降伏を装い保忠が油断した隙に急襲し、保忠は辛くも逃れて援軍を求めた。
- 冬十一月、継遷は契丹に戦捷を報告した。夏州攻略に手間取り王庭鎮で兵を休めつつ、張浦を遣わして宋軍を大破したと契丹に伝えた。
- 十二月、契丹が継遷を夏国王に封じた。契丹は徐河での敗戦を機に継遷の進撃を促し王爵を与えて牽制の実効を高めようとした。