十六国春秋南涼錄三 尉賢政

主君の存亡を重んじた抵抗

  • 尉賢政は傉檀に仕えて別将となり浩亹に屯した。楽都陥落後も諸城が降る中、賢政だけは固守した。熾磐が妻子を人質に降伏を促しても「主上の存亡がまだ分からぬ以上、命に従うわけにはいかない、一時の利を求めて委任の責を忘れるのを私は恥じる」と応じ、傉檀の太子虎台の説得にも節を曲げなかったが、傉檀が左南に至ったと聞いてようやく降った。