十六国春秋西秦錄三 秃髪氏王后
傉檀への恩讐と謀反
- 禿髪氏は傉檀の娘で太子虎台の妹である。傉檀が降ると熾磐はこれを納れて王后とし、傉檀・虎台は厚く礼遇されたが、まもなく熾磐は人を遣わして傉檀を鴆殺させた。河西王沮渠蒙遜は虎台を誘い旧領回復を約束し、虎台はひそかにこれを了承したが発覚した。熾磐は后(妹)の縁により虎台を以前通りに待遇したが、后はひそかに虎台と「秦はもとより我らの仇讐、報復を思わずにいられようか」と謀り、武衛将軍越質洛城と共に熾磐の弑逆を計画した。しかし后の妹(熾磐の左夫人)がこれを知って告げたため、熾磐は后と虎台ら十余人を殺した。