十六国春秋前涼錄六 張植
祈雨の逸話
- 張植、駿に仕え西域校尉となり、奮威将軍牛霸・蛮騎校尉張沖と共に沙州刺史楊宣に従い西域を征した。当時六月であったが流沙に至ると水がなく、士卒は渇きに苦しみ死者は半数を超えた。植は髪を切り肉袒し裸足で壇に登り慟哭して雨を祈ると、まもなく西北から雲が起こり雨が降り水は川となった。乗馬を殺して天を祭り出発、そのまま西域を平定し功により西域都尉を拝命した。
- 重華の時代、石虎が王擢・麻秋らに武威を攻めさせ金城まで進むと、太守張沖が急を告げ、植は再び奮威牛霸と共に騎兵で救援に赴いたが、城はすでに陥落しており引き返した。