十六国春秋車濟

節を守って死んだ令

  • 車濟は字を萬度といい、燉煌の人である。果毅で大量があった。重華に仕えて金城令となった。石虎の将麻秋が武威を攻め陥落させ、金城太守張冲がこれに降ったが、濟は節を守り秋に屈しなかった。
  • 秋は必ずこれを降そうとし、兵をもってこれに臨んだが、濟は辞色を撓めず言った、「吾の才は龎徳に及ばないが、受けた任は同じである。身は殺せても志は移せない」と、そこで剣に伏して死んだ。秋はその忠節を嘉して礼をもってこれを葬った。後に重華はその喪を迎え、親しく臨んで慟哭し、宜禾都尉を贈った。