十六国春秋前秦錄十 郭慶
生涯
- 郭慶、出自不明。遊撃将軍として王猛の燕討伐に従い晋陽を攻略した。燕が太傅慕容評に四十万の兵を授け救援に来させると、評は猛を恐れて進まず潞川に屯した。猛は将軍毛当に晋陽を守らせ、軍を進めて評と対峙し、慶に精鋭五千を授けて夜に間道から評の陣営の後方へ出させ、火を放って陣営を焼かせると、その火は鄴からも見えるほどであった。暐は恐れて使者を送り評に速戦を促すと、評はついに大敗した。猛は勝ちに乗じて鄴を攻め、暐は晋陽へ逃げ出したが、慶が騎兵で追撃、暐は賊に遭い馬を失って徒歩で逃げたが、慶はこれを高陽で追いつき捕らえて堅のもとへ送った。評を遼海まで追い詰め縛って送らせ、その部将朱嶷は慕容桓を遼東で追い捕らえて殺した。諸州の牧守や六夷の渠帥はことごとく秦に降った。論功により慶は持節・都督幽州諸軍事・幽州刺史として薊に鎮めさせられ、襄城侯に封ぜられた。