十六国春秋前秦錄十 畢覽

生涯

  • 畢覽、東平の人。若くして仏法を奉じ、堅に仕えて冠軍将軍となった。慕容垂の北征に従い虜に敗れ、単騎で逃げ隠れた際、虜の騎兵が追いつこうとしたが、覧は一心に観世音を念じ続けたところ、難を免れることができた。山林へ逃げ込んだが道に迷い、なおも専心して念じ続けると、真夜中に法服を着け錫杖を持った道人が現れ道を示し、無事に家まで帰り着いたという。