十六国春秋前秦錄十 趙煥

生涯

  • 趙煥、父の琨は秦の尚書であった。皇始元年(351年)、晋の梁州刺史司馬勲が秦州に攻め入り琨を捕らえ殺してその屍を打ち捨てた。煥は父の屍を捜し求めても見つからず、悲しみ号泣してやまなかった。まもなく群れをなす鴉が悲しげに鳴きながら山から来ては去ることを繰り返した。煥がその鴉について山まで行き捜し求めると、果たして父の屍を見つけたという。