十六国春秋前燕錄十 公孫鳳

生涯

  • 公孫鳳、字は子鸞、上谷の人。昌黎の九城山谷に隠棲し、冬は単衣一枚で過ごし土の寝床に寝、夏は食事を一つの器で済ませ、久しく置いて蛆がわき臭うほどになってから食べたという。琴を弾じ詩を吟じて陶然と自足し、人々はその奇異な生活を測りかねた。暐は安車を送って招き、鄴に至ると暐に会っても言葉を発さず拝礼もせず、衣食も立ち居振る舞いも九城にいた時と変わらなかった。賓客が訪ねてもほとんど言葉を交わさず、数年後に病没した。