十国春秋卷九十九 閩十 列傳 僧元應
「聚如浮沬、散如雲」
- 僧元応は字を清豁といい、永泰の人である。姓は張氏。龍啓の初め、国師神晏のもとで受戒した。油灯の音を聞いて偈を作り、悟るところがあった。その後、禅師道溥に参じ、互いに証し明かし合い、道溥は深くこれを認めた。
- 南唐の保大の末、泉州開元寺の上方院に住んだ。まもなく留従効が招いて漳州の保福院を主らせた。宋の建隆三年、衆に別れを告げて「聚まればまるで浮いた泡のよう、散じればまるで雲のよう。君はもとより我であり、我は君ではない」と言い、そのまま三つの嶺を越えて貴湖に至り、そこに住んだ。刺史の陳洪進は奏して紫の方袍を賜り、「性空禅師」と号した。