十国春秋卷九十九 閩十 列傳 僧從允

伽陀を写して殁す

  • 僧従允は泉州の人である。清く慎み欲少なく、夜は経を誦し昼は修行に励んだ。長興三年、省詢禅師が閩に来ると、従允は参謁し、一言でその心に契い、省詢はこれを奇とした。
  • それより後、心境は洞ら(すべてに通じ)かで、喧噪も静寂も一致するものとなった。通文二年五月、筆を取って伽陀(偈頌)の像を写し終えて没した。荼毘に付した後、舎利数百粒を得た。