十国春秋卷九十八 閩九 列傳 黄紹頗
売官の制度化と反正の兵に斬らる
- 黄紹頗は連江の人である。人となりは苛烈で計略に長けていた。陳匡範に代わって国計使となると、蔭補(世襲による任官)以外で仕官を望む者には、皆銭を納めさせて官を授けることを願い出、資望の高下や州県の戸口の多寡によって差をつけ、百緡から千緡までその額を量って増減させた。
- 天徳帝が富沙王であった時、兵をもって汀州を包囲すると、紹頗は歩兵八千を率いて林守亮の後援となった。その後、羽林統軍使となった。
- 朱文進が帝位を簒うと、紹頗は文進に付き従い、泉州刺史となることを得た。まもなく留従効が反正(正義に立ち返り決起)すると、壮士を遣わして紹頗を捕らえさせて斬らせ、その首を函に入れて建州に送った。