十国春秋卷九十七 閩八 列傳 陳致雍
礼学に通じ曲台奏議を編む
- 陳致雍は莆田の人である。学識が広く文辞に巧みで、憲章典故(制度・故事)にとりわけ通暁していた。景宗に仕えて太常卿となり、南唐に入って通礼をもって及第し、秘書監に任ぜられた。まもなく致仕して家に帰ったところ、陳洪進が招いて掌書記とした。
- 『晋安海物異名記』および『閩王列伝』(一に『閩王事迹』に作る)・『五礼儀鑑』などの書を撰した。物好きの者たちがさらにその議礼に関する諸論を編纂して『曲台奏議』二十巻とした(雍の『海物異名記』に言う、「荒れ果てた土地の産物は、郭璞も未だ詳らかにせず、張華も記載しない。『臨海記』『稽聖賦』『古今注』および諸家の集がこの巻に収められている」)。