十国春秋卷九十五 閩六 列傳 鄭良士

鄭良士

  • 鄭良士は旧名を昌士といい、字を君夢といい、仙遊の人である。博学で文をよくし、唐の昭宗景福二年、詩五百篇を献じて国子四門学士を授けられ、たびたび遷って康・恩二州刺史兼御史中丞に至った。天復元年、官を棄てて隠遁した。貞明元年、太祖の辟に応じて左散騎常侍に転じた。沈厚で寡言であり、太祖はその長者たることを称えた。『白巌文集』『詩集』十巻、『中塁集』若干巻がある。
  • 子は八人おり、元弼には伝がある。元恭は康宗の時、秘書省校書郎を官とした。元素は別駕。元亀は宋の進士に第し、官は司馬に至った。元礼は推官。元振は員外郎。元瑜は秘書郎。元忠・正字の兄弟はともに文をよくし篤学であり、当時「鄭家八虎」と号された(『海録砕事』にはまた、鄭昌に八人の子がありみな詞学をもって聞こえ「鄭氏群虎」と号された、とある)。