十国春秋卷八十九 吳越十三 僧願齊

僧願齊

  • 僧願斉は姓を江氏といい、銭塘の人である。初め忠懿王とともに天台の徳韶に参じ、やがて雁蕩山に遊びに往き、平陽県に廬を結んだ。常に座に登ったとき、ある人が「夜月が光を舒べ、碧潭に影がない」と問うと、願斉は「どうして影を弄ぶのか」と言った。その人が西に趨って立つと、また「影を弄ぶだけでなく、頭を怖れているのではないか」と言った。王は甚だこれを欽重し、普照道場を建て、平陽一郷の賦をもってこれを贍養した。