十国春秋卷八十七 呉越十一 列傳 曹杲

湧金池の造営

  • 曹杲、真定の人である。文穆王の時代、金華県令となり、折しも婺州の兵が反乱を起こすと、杲は計略をもってこれを平定し、そのまま本州の刺史に抜擢された。忠懿王が宋に朝するとき、杲は国中を鎮撫し、城の隅に三つの池を浚渫し、湖水を引いて城中に通し舟楫を通わせた。王は帰国してその功を嘉し、その池に「湧金」という名を賜り、池のほとりに石碑を立てた。土地を献上した後、宋は杲に威遠軍節度使を授けたが、まもなく没した。豐豫門に神として現れ、風を吹き返して火を消す奇瑞を示したので、土地の人々は祠を建てて像を祀り、今に至るまで年ごとの祭祀が絶えていない。