十国春秋卷八十六 呉越十 列傳 郭師從

田頵の危難を救った忠義

  • 郭師從、合肥の人であり、田頵の妻の弟である。頵の部下に属し都虞候となった。文穆王が宣州に人質として送られていたとき、頵は戦に不利があるたびに左右を顧みて銭郎を求めて殺そうとしたが、師従は頵の母とともにあらゆる手を尽くして保護し、死を免れさせた。頵が敗れると、師従は随って杭州に帰った。武肅王はその人柄に感謝し、鎮東都虞候に任じた。しばしば文穆王に従って広徳を破り無錫を征し、功があり、官を累進して浙西営田副使に至った。忠献王の時代、同参相府事を拝した。享年八十四で没した。